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広島県の企業誘致はおすすめ?自治体の優遇制度や進出企業の事例を解説!

広島県の企業誘致はおすすめ?

そうお考えではありませんか?

広島県は企業誘致が活発なことで知られていますが、具体的にどんな制度や魅力があるのかピンとこない方も多いと思います。

この記事では、広島県の企業誘致がおすすめな理由と、広島県内でおすすめな自治体を3つ紹介していきます。

広島県の企業誘致制度を理解し、地方進出を成功させましょう!

この記事のまとめ
  • 広島県の魅力は「助成金が充実している」「国際ビジネスの幅が広がる」「ライフスタイル環境も充実している」
  • 広島県の懸念点は「車がないと不便な場所もある」「文化施設や娯楽施設が物足りない」
  • おすすめの自治体は「広島市」「呉市」「三原市」
目次

広島県の企業誘致がおすすめな理由6選

助成金制度が充実している

広島県は、「広島県企業立地促進助成制度」を設け企業誘致を促進しています。

この制度では、工場の整備投資・オフィスや研究開発拠点の移転・拡充などに助成金が出ます。

広島県に本社機能のすべて、または一部を広島県に移転する場合、最大で初期費用1億円を支援してくれます。

制度対象期間は令和8年3月31日までです。

この場合のサポート内容の詳細は以下の通りです↓

スクロールできます
サポート内容対象者補助率
人の異動へのサポート・社長の移住
・社長家族の移住
・従業員の移住
・従業員の家族の移住
・最大1,000万円(従業員数による)
・1人につき100万円(計300万円)
・100万円
・1人につき100万円(計200万円)
オフィスのサポート
(オフィスを設置する市町によって、
条件および補助率・助成期間が変わる)
・オフィス賃料
・オフィス内装工事費
・機器・家具購入費
・100%助成
・50%助成
・50%助成

広島県に研究開発機能を移転する場合のサポート内容は以下の通りです↓

サポート内容対象者補助率
人の異動へのサポート研究開発者の移住研究開発者の家族の移住・1人につき100万円(計300万円)
・1人につき100万円(計200万円)
ラボ設置へのサポート(ラボを設置する市町によって、
条件および助成率・助成期間が変わる)
・オフィス賃料・通信回線
・オフィス内装工事費
・機器・家具購入費
・共同研究開発費
・100%助成
・80%助成
・50%助成
・50%助成
(県内の大学や企業等と共同で研究開発を行う場合、
最大3年、年間最大500万円)

広島県で短期プロジェクトをする場合のサポート内容は以下の通りです↓

サポート内容対象内容補助率
短期プロジェクトのサポート・スペース使用料
・交通費
・ホテル宿泊費
・50%助成(最大3ヶ月)
・50%助成(最大3ヶ月)
・50%助成(最大3ヶ月)

また、広島県内の各市ごとにもさまざまな助成制度があります。

県の制度と組み合わせることでより大きく支援してもらえる可能性があるのでチェックしておきましょう↓

スクロールできます
市町県・市町を合わせた補助率県・市町を合わせた限度額
広島市オフィス賃借料10/10 3年間各年度限度額 2,000 万円
呉市通信回線使用料
10/10 5年間~10/10 3年間
各年度限度額 
通信回線使用料 2,000 万円~200 万円
竹原市オフィス賃借料 10/10 3年間 
通信回線使用料 10/10 3年間
各年度限度額 
オフィス賃借料・通信回線使用料 
合計 200 万円
三原市オフィス賃借料 10/10 3年間 
通信回線使用料 10/10 3年間
各年度限度額
 オフィス賃借料 600 万円 
通信回線使用料 1,000 万円
尾道市オフィス賃借料 10/10 3年間 
通信回線使用料 10/10 3年間
各年度限度額
 オフィス賃借料 200 万円 
通信回線使用料 400 万円
福山市オフィス賃借料 10/10 3年間 
通信回線使用料 10/10 3年間 
異動従業員1人当たり(家族を含む) 150 万円(県 100,市 50)
各年度限度額
 オフィス賃借料 1,200 万円 
通信回線使用料 2,000 万円 
本社機能の移転 1 億 5,000 万円
府中市初年度のみ
オフィス改修経費/通信回線導入経費/備品購入経費の合計の 1/2
オフィスの賃借料 10/10
通信回線使用料10/10
通信システムの保守経費10/10
合計 100 万円


各年度限度額 200 万円
三次市オフィス賃借料 10/10 5年間 
通信回線使用料 10/10 5年間
各年度限度額
 オフィス賃借料・ 通信回線使用料
 合計 1,000 万円
庄原市オフィス賃借料 10/10 3年間 
通信回線使用料 10/10 3年間
各月限度額
 オフィス賃借料 8万円
 通信回線使用料 4万円
東広島市オフィス賃借料 10/10 3年間 
通信回線使用料 10/10 3年間
各年度限度額
 オフィス賃借料・ 通信回線使用料
 合計 1000 万円 
廿日市市オフィス賃借料 10/10 3年間 
通信回線使用料 10/10 3年間
各年度限度額
オフィス賃借料・ 通信回線使用料 
合計 400 万円
安芸高田市オフィス賃借料 10/10 3年間 
通信回線使用料 10/10 3年間
各年度限度額
オフィス賃借料・ 通信回線使用料 
合計 100 万円
江田島市オフィス賃借料 10/10 3年間 
通信回線使用料 10/10 3年間
各年度限度額
オフィス賃借料・ 通信回線使用料
 合計 100 万円
府中町オフィス賃借料 10/10 3年間 
通信回線使用料 10/10 3年間
各月限度額
オフィス賃借料・ 通信回線使用料
合計 10 万円

実は交通アクセスが良い

広島県は、東京や大阪のような主要都市からアクセスしやすい環境です。

地理的には離れていますが、飛行機や新幹線などの交通網が整備されており、各主要都市から1時間〜2時間程度でアクセス可能です。

主要都市とのアクセス↓

東京4時間(新幹線)
1時間25分(飛行機)
名古屋2時間10分(新幹線)
大阪1時間20分
福岡1時間10分

また、広島県内もくまなく高速道路網が整備されており、2次交通の整備もしっかりしているので、移動に困ることがありません。

交通アクセスが良いことは、広島県の大きな魅力となっています。

優秀な人材を確保しやすい

広島県では県を上げて人材育成に取り組んでおり、優秀な人材が確保しやすい環境にあります。

例えば、平成26年度に広島大学が文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援事業」(トップ型)に採択された結果、令和5年にはSCI論文・博士学位・外国人留学生・日本人留学経験者などが激増しました。

また、県立広島大学は中国エリア唯一のMBAが取得できる経営専門職大学院として、組織の経営革新や新事業を創造するビジネスリーダーを育成しています。

このように広島県では多彩な人材が豊富なため、優秀な人材を確保しやすい利点があります。

国際空路・航路が充実してるからビジネスの幅が広がる

広島県はアジア経済圏にアクセスがしやすく、ビジネスの幅を広げやすい魅力があります。

国際線は、大連・北京・上海・台北・香港・バンコクへの定期便があります。

また、広島港は国際拠点港湾に指定され海運・物流・貿易の重要拠点となっており、福山港も重要港湾です。

どちらも国内はもちろん、中国・韓国・台湾他アジアへの定期コンテナ航路が整備されています。

すでに海外と連携したビジネスをされている企業や、これから参入したいと考えている企業にとって、非常に魅力的な環境だといえます。

地震や津波などの災害が少なく安全性が高い

広島県は大きな地震の頻度が少なく、津波や台風なども比較的少ない地域です。

瀬戸内海に面していることから津波の高さも〜2メートルほどと予想されています。

年間の平均気温も17.1℃と温暖で過ごしやすいです。

雷発生日数も日本海沿岸と比べ少なく、落雷による工場の電気系統等に及ぼすリスクが少ない地域といえます。

また、広島県では地震の防災訓練はもちろん、線状降水帯による大規模災害を意識し、自衛隊・消防・警察と実践的な総合訓練を行っています。

子育て環境や教育環境などライフスタイル面も充実

広島県は企業を誘致して終わりという考えではなく、家族と一緒にゆとりのある暮らしが実現できるよう「出会い」「結婚」「子育て」「教育」までトータルで支援しています。

以下は、支援内容の一例です↓

教育環境では以下のような取り組みが行われています↓

  • さまざまな教育機関でグローバル教育を実践
  • 小学校段階で集団宿泊活動を実施
  • 企業を退職した熟練技能者等による実習指導
  • 全寮制・国際バカロレア認定の中高一貫校がある

このように広島県は、数年〜数十年単位で「住む」環境としても優れています。

引用:企業のための広島県ガイド

広島県の企業誘致のデメリット

広島市や安佐南区など主要エリア以外は車がないと不便

記事前半で、交通アクセスが良いと述べましたが、やはり郊外になると不便を感じる場合もあります。

主要エリア以外は電車やバスなどの便数も少なく、駅やバス停から自宅までの距離も、東京や大阪のような都市と比べると遠く感じるかもしれません。

特に生活面では、スーパーやドラッグストアも車で移動を前提とした場所にあることから、車を持たない生活は難しいです。

文化施設や娯楽施設は都会に比べると物足りない

原爆ドームや厳島神社という世界遺産や豊かな自然とグルメの魅力はありますが、やはり東京や大阪のような大都市と比べれば活気も少なく感じるかもしれません。

自然環境を利用したスポーツ・キャンプや釣りなど、大都市にはない体験ができるのが広島県の魅力です。

広島県の企業誘致の事例

SmartHR

会社名株式会社SmartHR / SmartHR, Inc.
設立日2013年1月23日
広島県の所在地広島県広島市中区幟町13-15新広島ビルディング 1階-2階
従業員数861名
事業内容SmartHR の企画・開発・運営・販売

クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を提供している株式会社SmartHRは、国内5つ目の拠点となる広島県広島市に中国支社を開設しました。

広島県をはじめとした中国・四国地方エリアは、化学や自動車産業、造船のような「ものづくり産業」を中心に工業エリアが形成されているため、自社サービスの潜在顧客がいると考えたそうです。

現在、広島県の県内総生産は11.4兆円であり、中国四国を含めると日本経済におけるシェアは約8%と将来性があり市場も大きいです。

今後の展望としては、マーケットを獲得することが第一ですが、地域への貢献としてDXへの取り組みのサポートも行っていきたいとしています。

引用:株式会社SmartHR、中国支社開設のお知らせ

引用:SmartHR 中国支社の開設によせて

サムライインキュベート

会社名株式会社サムライインキュベート
設立日2008年3月14日
広島県の所在地広島県竹原市本町3-9-20
従業員数27名
事業内容ベンチャーキャピタル(VC)

株式会社サムライインキュベートは、創業期〜シリーズAの起業家・スタートアップをターゲットにしたベンチャーキャピタル(VC)事業を行なっています。

広島県の竹原市にある重要伝統的建造物に2021年11月より拠点を構えました。

竹原拠点では、高専連携による高専発スタートアップ創出、NET-ZEROに向けたカーボンリサイクル事業創出、混雑に依存しない観光イノベーションの創造を活動方針にしています。

竹原市は広島空港が近いことや、大崎上島へのアクセスがよく広島商船高等専門学校と連携しやすいこと・たけはら町並み保存地区があるなどの点に魅力を感じたそうです。

引用:風情あふれる瀬戸内・歴史の町にVCがやってきた!

ヤルキマントッキーズ

会社名ヤルキマントッキーズ株式会社
設立日2015年7月1日
広島県の所在地広島県東広島市高屋町中島542-1森本ビル1F
事業内容eスポーツチーム運営

エンターテインメント会社のヤルキマントッキーズ株式会社は、プロeスポーツチームの運営をしています。

広島県が積極的に企業誘致をやり始めたという情報を得たことがきっかけとなり、ひろしまオフィスプランニング助成事業「ずっと広島県」に賛同し、広島県に本社を移転しました。

東京からのアクセスが良い点や、海外大会に参加することも多いことから、広島空港近くに拠点を構えたそうです。

引用:【連載】★スマホesports★戦の時間だバカ野郎! 第46戦「広島県とeスポーツの話」

Veeva Japan

会社名Veeva Japan 株式会社
設立日2011年5月
広島県の所在地広島県広島市中区鉄砲町7-18 東芝フコク生命ビル 5階
従業員数150名
事業内容ヘルスケア業務サポートシステム

Veevaはシリコンバレーのソフトウエア会社で、世界各国の製薬会社に業務サポートシステムを供給しています。

日本法人は東京と大阪に事業所がありましたが、コロナ禍の影響を受け広島県広島市へオフィスの一部を移転しました。

Veevaが広島県を選んだ理由は、「人材確保」「質の良い暮らし」が両立できるからだそうです。

広島市には医学部と工学部を有する広島大学があるため、優秀な人材を確保しやすい点が大きな魅力です。

また、自然が豊かな上に都市機能が充実している点から質の良い暮らしができる点も、進出した決め手になったのでしょう。

引用:シリコンバレー生まれの企業が広島県進出を決めた2つの理由

Rejoui

会社名株式会社 Rejoui
設立日2016年9月26日
広島県の所在地広島県広島市中区鉄砲町2-14鉄砲町原田ビル
従業員数17名
事業内容データサイエンス

Rejouiは、データ活用を誰もが自在に駆使できる組織体制へ導くためのサービスを提供しています。

Rejouiの広島オフィスは、広島をはじめ地方におけるDX人材の育成を進めていくことを目的としています。

広島県はイノベーション推進やデジタル技術の活用に熱心で、DX推進のための専門部署もあるため、県の助成制度を利用し広島オフィスを開設したそうです。

引用:広島オフィス開設に際して

GoQSystem

会社名株式会社GoQSystem
設立日2009年2月25日
広島県の所在地広島県広島市中区大手町2-11-10 NHK広島放送センタービル13階
従業員数30名
事業内容ECサイトの管理システム

株式会社GoQSystemはECサイトの管理システムを提供しています。

GoQSystemは広島市に進出しています。

もともと人材採用を強化したいと考えていた中、優秀な人材が集まる広島市に魅力を感じ進出を決めたそうです。

引用:広島支社開設★オフィスのご紹介~

引用:広島支社開設・事業拡大に伴い、エンジニア/デザイナーの採用強化中!

バレットグループ

会社名バレットグループ株式会社
設立日2013年1月
広島県の所在地広島県江田島市能美町中町4859-9 別館3F
従業員数186名
事業内容ネットワーク広告

バレットグループは、ネットワーク広告を手掛ける会社です。

バレットグループは広島県江田島市に進出しています。

新たな開発拠点とエンジニアの採用計画を進めていたところで、広島県から誘致の案内が届き、現地に詳しい企業や人の橋渡しをしてくれるなど手厚いサポートがあったことで進出を決めたそうです。

引用:COCODEMO公式サイト

引用:ワールドビジネスサテライトにCOCODEMO江田島ラボが取り上げられました!

地域ブランディング研究所

会社名株式会社地域ブランディング研究所
設立日2013年3月
広島県の所在地広島県広島市中区鉄砲町1-20第3ウエノヤビル2F A号室
従業員数60名
事業内容観光マーケティング

地域ブランディング研究所は、観光系マーケティングの専門家集団です。

もともと広島県内での仕事が増加していた中、地元の事業者とより密接に取り組みを強化したいという背景で、本社機能の一部を広島に移転したそうです。

引用:広島県に進出した地域ブランディング研究所の吉田社長が地元メディアに取材されているところを取材しました。

Wolt Japan

会社名Wolt Japan株式会社
設立日2019年10月
広島県の所在地広島県広島市南区段原南1-3-53 広島イーストビル9階
従業員数350名
事業内容フードデリバリー

Wolt Japan株式会社はフィンランドに本社を構えるフードデリバリーサービスの会社です。

Woltのアジア初上陸に選ばれたのが広島県広島市でした。

広島市は、デリバリー事業に必要不可欠な自転車での移動に適した平面な土地が多かったことや、事業が成り立つ人口規模があったことなどが進出の決め手となったそうです。

引用:ひろしまラボ

【目的別】広島県の企業誘致でおすすめの自治体3選

【国際拠点港湾を備えたビジネス都市】広島市

広島市は豊かな自然と高い都市機能を兼ね備えており、国際的に知名度も高く優れたビジネス環境が整っています。

交通インフラがしっかり整備されているので、ビジネスばかりでなく日常の買い物や病院など生活面でも不自由がありません。

また、市としての助成制度も充実しています。

「広島市企業立地促進補助制度」では、都市型サービス産業や本社機能の移転・拡充に対して、建物を賃借して事業所を設置する場合、事業所の賃料年額の2分の1(限度額1,000万円)を、3年間受けることができます。

制度のより詳細な内容は以下のご確認ください↓

スクロールできます
区分都市型サービス本社機能の移転・拡充
業種等・インターネット附随サービス業
・映像・広告制作業
・デザイン業
・広告業
・コールセンター業
・BPO など
本社機能の移転・拡充
事業要件(いずれかに該当すること)圏域内初立地

大規模雇用(常用労働者50人以上)
地域再生法に基づく「地方活力向上地域等特定業務施設整備計画」の認定を広島県から受けたもの
立地エリア市内全域市内全域
常用労働者(※2)数・5人以上(中小企業は2人以上)
・圏域(※1)内の他の事業所を廃止又は縮小する場合は、圏域全体で5人以上(中小企業の場合は2人以上)増加
・5人以上(中小企業は2人以上) かつ・圏域内の他の事業所を廃止又は縮小する場合は、圏域全体で5人以上(中小企業の場合は2人以上)増加
補助内容事業所の賃料年額×補助率1/2 限度額1,000万円×3年間
<中山間地・島しょ部へ進出する場合>
上記賃料に対する補助に加えて、
事務所開設費×補助率1/2
限度額300万円(初年度のみ)
事業所の賃料年額×補助率1/2 限度額1,000万円×3年間

なし
交付方法賃料に対する補助:1年度ごとに交付
事務所開設費に対する補助:初年度に交付
賃料に対する補助:1年度ごとに交付
事務所開設費に対する補助:初年度に交付

東京23区から広島市内へ本社機能を移転する場合、固定資産税が3年間課税免除されます。

また、地方にある本社機能を広島市内で拡充する場合、固定資産税の軽減措置を3年間受けることができます(1年度課税免除、第2年度0.467%、第3年度0.933%)。

制度を受けるためには、令和6年3月31日までに広島県から「地方活力向上地域等特定業務施設整備計画」の認定が必要です。

引用:広島市公式サイト

【自然豊かな臨海工業都市】呉市

臨海工業都市として発展を続ける呉市は、戦艦大和の建造地で海上自衛隊の基地もあり、ネイビーファンにはおなじみの街です。最近は「レトロかわいい町」として女性観光客にも人気です。

「呉市企業立地条例」に基づく優遇制度が充実しており、呉市と広島県の助成制度を活用した場合かなり大きなサポートを受けることができます。

  • 工場等新増設事業(新規雇用型)
  • 工場等新増設事業(雇用維持型)
  • ソフトウェア業等誘致促進事業(賃貸による事業所の設置が対象)
  • 本社機能移転等促進事業
  • サテライトオフィス誘致促進事業(新規)
  • 市内企業設備投資促進事業

対象業種・面積・新規雇用などの各種要件がありますので、制度に関する詳しい内容は呉市までお問い合わせ下さい。

引用:広島県呉市企業立地ガイド

【交通と情報インフラが充実】三原市

「ほどよく田舎でほどよくまち」の三原市は、自然環境に恵まれ職も豊かです。

広島空港はもちろん、鉄道・高速道路・船など移動手段が充実しています。

三原市は広大な産業団地を有しており、工場操業にかかわる各種奨励金のサポートが受けられる制度もあります。

建物設備土地取得奨励金・固定資産税相当額奨励金・生産設備投資額奨励金・環境配慮型設備設置奨励金・雇用奨励金など様々な種類がある上に、助成額も大きいです。

具体的な助成内容は以下の表をご確認ください↓

スクロールできます
種類限度額奨励金額
建物設備土地取得奨励金なし【三原西部工業団地(惣定地区)】
土地取得額×10%
【 久井工業団地及び広島臨空産業団地】
土地取得額×5%
固定資産税相当額奨励金1億円各年度の固定資産税額に次に掲げる割合を乗じた額
初年度:100/100
2年度目:75/100
3年度目:50/100
生産設備投資額奨励金1億円設備投資額×5%
環境配慮型設備設置奨励金500万円環境配慮型設備設置費×50%
雇用奨励金2000万円【市内在住】30万円/人
【市外在住】10万円/人(中山間地域においては)
【市内在住】40万円/人
【市外在住】20万円/人 

また、山間地域での仕事環境を体験できる「お試しサテライトオフィス」の提供や、オフィス開設後の賃借料と通信回線使用料の補助のある「サテライトオフィス補助金制度(IT関連事業者向け)」などサテライトオフィスの進出サポートにも力を入れています。

引用:はじめまして、広島県三原市です

広島県 企業誘致 まとめ

この記事のまとめ
  • 広島県の魅力は「助成金が充実している」「国際ビジネスの幅が広がる」「ライフスタイル環境も充実している」
  • 広島県の懸念点は「車がないと不便な場所もある」「文化施設や娯楽施設が物足りない」
  • おすすめの自治体は「広島市」「呉市」「三原市」

広島県の企業誘致の助成制度は全国的にみても優秀です。

基礎自治体の助成制度を合わせて利用すれば、効率的に事業を拡大することができます。

また、県知事を務める湯崎英彦氏は、元通産官僚であり、退官後は電気通信事業を立ち上げ成功させたという実績があります。

霞が関と実業家の二つの目線を併せ持っていることから、今後も企業にとって必要とされる政策が期待できます。

都市機能と自然を併せ持つ広島県への進出の参考にしてください。

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