島根県の企業誘致は正直どう？おすすめ自治体と地域産業の特色について解説します

そのようにお悩みではありませんか？

絶対に失敗はしたくない！と慎重にお考えのことと思います。

そこでこの記事では、島根県の企業誘致の魅力やおすすめの自治体を3つ紹介します。

この記事を読んで島根県にビジネスチャンスはあるのかどうか、しっかり見極めましょう！

島根県の企業誘致の3つの強み

島根県の県民性は、「まじめ・勤勉・粘り強い」であることがデータからわかります。

まずは島根県の企業誘致における3つの強みをお伝えします。

手厚い助成制度と継続的なフォローアップ

島根県は手厚い助成制度と、人材確保の支援など進出後も継続的なフォローアップがあることが強みのひとつです。

市町村や関係機関と連携し、事業立ち上げから人材確保までを援助してくれます。

立地後も専任の担当者が訪問し、要望や困りごとに対して迅速な対応をする体制を整えています。

本社機能等を移転したり、拡充したい場合も支援制度があるので長期的な支援を受けられます。

制度	内容	助成金額	備考
雇用促進助成	常用雇用一人当たり100万円 ※中山間地域は130万円	記載なし	ー
高速通信専用回線利用補助	利用料金の半分を5年間	上限5千万円/年間	1Mbpsの回線
ソフト産業家賃補助	家賃の半分を5年間 ※特例は8年間	上限2千万円/年間	地域別に 常用人数の条件あり
人材確保・育成支援補助	人材確保・育成費用の半分を3年間	上限3百万円/年間	ー
航空運賃補助金	航空運賃の半分を5年間	上限2百万円/年間	県内及び米子空港の利用

優れた自然環境と住みよい生活環境

島根県は、山々や海岸など美しい自然環境が豊かでありながら、自然災害に強い優れた自然環境が強みです。

台風は全国的に見て少なく、大規模地震発生確率は0,3%～3％で、災害による業務停滞を受けにくい強い立地環境となっています。

また、保育所の多さと通勤時間の短さは全国2位、出生率は全国3位といったデータから、子育てしやすい環境が伺えます。

豊かで強い自然環境と住みよい生活環境は、働きながらリラックスできるという大きな魅力が強みです。

参考：島根県立地情報ポータルサイト

IT産業支援が積極的

島根県はRuby開発者が在住していることから、産学官連携によるソフト系IT産業の振興に取り組み、積極的に支援しています。

小学校のプログラミング教育でもRubyを取り入れ、専門学校や大学でも実践的なIT授業を実施し、ITに強い若手を育成中です。

また、ITエンジニア向けのUIターンイベントを開催するなど、進出企業の人材確保を全力でサポートします。

レンタルオフィスも多数あり、事業立ち上げ時の支援もしてくれるため、円滑に操業開始できるでしょう。

島根県に企業進出して困ったこと

島根県に企業進出して後悔することがないように、起こりうるデメリットを正直にお伝えします。

若い世代の労働力の確保

島根県は都市部に比べて人口密度が低く、一部の地域では労働力の確保が課題となることがあります。

特に特定の職種やスキルを持つ労働者を求める場合、競争が激しくなることが考えられます。

このため、適切な人材を採用し、従業員の定着を促すためには独自の戦略が必要です。

地元の教育機関や職業訓練プログラムと連携し、人材の育成にも力を入れることも検討しましょう。

物流と交通インフラの課題

島根県は、一部の地域において物流と交通インフラの整備が課題となることがあります。

特に遠隔地域への物流や製品の輸送に時間とコストがかかる可能性があります。

企業が原材料や製品を効率的に運搬するためには、物流ネットワークの最適化や効率的な輸送手段の検討が必要です。

また、交通アクセスが不便な地域に進出する場合、従業員の通勤手段や設備へのアクセスも検討しましょう。

島根県の企業誘致でおすすめの自治体3選

それでは、島根県内で企業誘致に力をいれているおすすめの自治体を3つお伝えします。

島根県の制度とは別の各自治体による給付金制度を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

松江市｜30以上のIT企業が進出している街

IT企業の誘致にフォーカス

県庁所在地である松江市は、プログラミング言語のRuby開発者が在住していることもありIT企業の街として人気急上昇の街です。

産官学が一体となり、国内最大のRubuに関する国際会議が松江市で行われるほどコミュニティも成長しているので、IT企業におすすめです。

暮らしやすさ日本一

また、経済産業省の調査結果よると、松江市が全国の中から暮らしやすさ総合1位となりました。

従業員の生活が充実することにより、仕事のパフォーマンスUPにもつながるのではないでしょうか。

参考：松江市公式サイト「暮らしやすさ」日本一！

PC1つで企業進出をお試しできる！

「お試しサテライトオフィス」として、オフィス利用料などの経費を負担してくれる制度があります。

ＰＣひとつ持っていくだけで企業進出の疑似体験ができるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

また、松江市は原子力発電所があるため、企業進出した場合は通常の給付金に加えて電力給付金と新規雇用に対する特例給付金が加算されます。

松江市は、企業進出後の助成も充実しているのでとてもおすすめの自治体です。

制度	内容	助成金額	備考
用地取得助成金	用地取得費用の30％	3億円まで	・固定資産総額5千万円以上 ・新規雇用者5人以上 ・用地取得3年以内に操業開始
立地奨励金	3年間の固定資産税相当額	記載なし	1,000円未満は切り捨て
雇用促進奨励金	新規雇用一人当たり30万円	上限なし	操業4年を経過した日に 該当者が5人以上いる
F補助金（電力給付金）	１kW当たりの算定単価×使用電力を交付	2,500kWまで	20人未満の場合は1,500kWまで
F補助金（特例給付金）	30万円×雇用創出効果人数	記載なし	電力給付の対象企業に交付

＼IT企業誘致の先進県！／

出雲市｜トライアルでは住居費も助成

出雲市は出雲大社を有する観光地として有名で、出雲空港や河下港、高速道路も備えて交通インフラも整備されています。

また、地域経済の多様化を図り、松江市同様にIT企業誘致に積極的です。

拠点開設検討のIT企業を対象にトライアル助成金を新設し、事業活動費のみならず従業員の住居も助成してくれます。

企業進出で後悔しないよう、ぜひこの制度を活用することそおすすめします！

制度	内容	給付金額	備考
企業立地助成金	増加固定資本額の15％	1億円	ソフト産業の場合
事業助成金	建物貸借料の3分の1を5年間	年間2千万円	ソフト産業のみ
雇用促進助成金	市内居住者増加従業員×50万円 人口減少地域に立地の場合は60万円	＝	5人以上

＼従業員の家賃まで補助してくれる！／

大田市｜家賃と通信費を年間1,000万円まで助成

大田市は、雇用助成最大5,000万円に加えて、家賃や通信費の半分を8年間助成してくれます。

世界遺産の石見銀山遺跡や、天然記念物の琴ヶ浜、温泉津温泉など自然や文化・産業等の豊富な資源があります。

毎年約250名の高校生の内半数が地元で就職しており、人材獲得についても積極的に取り組んでいるので年々地元志向が高まっています。

企業誘致に積極的な大田市と一緒に、豊かな自然に癒されながら一緒に働いてみませんか？

制度	内容	助成金額	備考
投資助成	固定資本額×助成割合	5千万円	製造業のみ
雇用助成	増加従業員数×50万円	5千万円	ソフト産業の場合
通信回線仕様助成	通信料の半分を8年間	年間1千万円	従業員3名以上が対象
家賃等助成	家賃・共益費の半分を8年間	年間1千万円	従業員3名以上が対象

＼すべての制度が県の制度と併用可能！／

島根県の企業誘致に関するよくある質問

最後に島根県の企業誘致に関するよくある質問にお答えします。

島根県の企業誘致のまとめ

ここまで島根県の企業誘致について紹介しました。

山陰地方で田舎のイメージが強い島根県ですが、IT産業が活発的で地域全体でIT産業を盛り上げている特色があります。

IT産業ではないけれど、ITと連携した事業を考えている企業などは大きなシナジーが生まれるかもしれません。

この記事が、島根県の企業誘致を検討する上でお役に立てれば幸いです。