
富山県の企業誘致って…どう?
あなたは今、そのようにお考えではありませんか?
たしかに、地方進出したくても場所選びで失敗したくない!と、どこを選べばいいのか迷いますね。
そこでこの記事では、富山県の企業誘致の補助金制度や魅力について徹底解説いたします。
県内のおすすめ自治体を3つに絞って紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
- 災害リスク少・整った交通網・ニーズに合った助成制度が富山県の魅力!
- 進出前に、人材確保と交通インフラについて検討しましょう
- おすすめの自治体は「富山市・黒部市・高岡市」

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富山県の企業誘致の3つの魅力

富山県でのビジネス展開は、安全、アクセス、サポートの3つの面で大きなメリットがあります。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
災害リスクが少ない立地環境

富山県は他の地域に比べ、地震や台風などの自然災害リスクが比較的低い地域に位置しています。
雪が多い地域のイメージがありますが、実際には北関東と同じ緯度に位置しており比較的暖かく、雪が年々少なくなっています。
豊かな自然に囲まれ、気候も温暖で穏やかなため、BCP拠点としても魅力的な立地条件と言えるでしょう。
整った交通網

2023年度末開業予定の北陸新幹線により、主要都市とのアクセスが一段と便利になります。
県内の鉄道も整備されており、県の東西間は普通列車で約84分で行き来でき、県内全域が通勤圏です。
また、富山空港からは国内外へのフライトも充実しており、ビジネス・物流の拠点としても最適です。
整った交通網により、スピーディなビジネス展開と効率的な物流が期待できるでしょう。
交通手段 | 行先 | 所要時間 | 便数/日 |
---|---|---|---|
新幹線 | 東京 | 約2時間 | ー |
新大阪 | 約3時間 ※開通後は30分短縮 | ー | |
名古屋 | 約3時間 | ー | |
富山きときと空港 (国内線) | 札幌 | 約1時間30分 | 1往復 |
羽田 | 約1時間 | 3往復 | |
富山きときと空港 (国際線) | 大連 | 約2時間15分 | 週3往復 |
上海 | 約2時間30分 | 週2往復 | |
台北 | 約3時間05分 | 週4往復 | |
ソウル | 約1時間50分 | 運休中 |
企業のニーズに合った助成制度

富山県では、企業の進出を促進するために、ニーズに合わせて充実した助成制度を提供しています。
最大30億円の助成を受けることができ、企業が新たに富山県に立地する際の資金面で全力サポートしてくれます。
賃貸料や設備投資、人材育成などのコストを軽減し、最少の負担でビジネス展開が可能です。
主な補助金制度について
制度 | 要件 | 内容 | 補助金上限 | 備考 |
---|---|---|---|---|
事業所の取得に対する助成 | 投下固定資産額:5千万円以上 新規雇用5人以上 | 土地・建物・設備の投資経費5% | 1億円 | 知事が認める場合は最大15億円 |
事務所の貸借等に対する助成 | 新規雇用10人以上 本社機能移転の場合5人以上 (中小企業1人以上) | オフィス賃貸料・回線使用料の50% | 3,200万円/年 | 3年間(特認6年間) |
IT・オフィス系企業立地助成金 | 同上 | 新規雇用者ひとり当たり50万円 | 1億円 | 3年間(特認6年間) |
とやまホンシャ引っ越し応援特別枠 | 投資固定資産額:5千万円以上 新規雇用5人以上(中小企業は1人) | 土地・建物・設備の10% 事業所移転費・従業員転居費 ・社員寮設置費の50% | 5億円 | 知事が認める場合は最大30億円 |
富山県企業立地ガイド
富山県の企業誘致の2つの注意点

富山県に限らず、どの地域にも進出に際しての課題は存在します。
富山県に進出する前に注意しておきたい点を2つ紹介するので、対策案を検討しましょう。
車社会で交通アクセスの制約がある

富山県での生活は、公共交通のサービスが都市部ほど充実していないため、車がないと移動が不便です。
これにより、通勤やビジネスの外部との連携において手間と時間がかかることがあります。
社有車の購入、車の維持費・駐車場代のコストを事前に検討しておきましょう。
- 車が前提の生活になることを社員に周知する
- 社員のガソリン代や駐車場代等の手当を検討する
- 社有車を購入する
地方特有の人材確保の難しさ

地方に進出したものの、人材の確保が思った以上に困難であるというのは一般的な悩みです。
特に専門スキルや技術を持った人材が少なく、採用に時間とコストがかかることがあります。
大都市に比べて人口が少ないため、その影響で企業の拡大スピードにブレーキがかかることもあるでしょう。
雇用の確保に困ったときは、県内の就業支援機関に相談することをおすすめします。
- プロフェッショナル人材確保事業
- 富山県インターシップ推進センター
- とやまシニア専門人材バンク
- ヤングジョブとやま
- 地域活性化雇用創造プロジェクト
富山県の企業誘致のおすすめ自治体3選

- 富山市
- 黒部市
- 高岡市
富山市|県内人口№1!約41万人の県庁所在地

- 企業立地に関する助成金は上限なし
- 企業ニーズに合わせた15種類の助成制度
- 交通アクセスが良好
富山市では、企業立地の助成制度が15種類もあり、事業立地に関する助成金を上限なしで受けられます。
県制度と同様に、企業ニーズに合わせた制度が豊富にあるため、手厚い資金面の援助が魅力です。
また、市街地から車で15分のところに空港があり、新幹線の駅もあるので都心部とのアクセスも非常に良好です。
環状線化した電車が通っており、公共交通の活性化を図っているため、暮らしやすさと働きやすさを実感できる街といえるでしょう。
主な補助金制度について
制度 | 要件 | 内容 | 補助金上限 |
---|---|---|---|
企業立地助成金 | 工場等の新設・移設・増設に要する経費 <適用基準> 投下固定資本総額が、中小企業者新・移設 2,500万円以上 増設 1,000万円以上 中小企業者 新・移設 2億円以上 以外の企業 増設 1億円以上 生産拡大を目的とする設備投資に要する経費 (製造業のみ。拡大する生産量又は額が10%以上増加のこと。) <適用基準> 投下固定資本総額が、 中小企業者 500万円以上 中小企業者以外の企業 5,000万円以上 | 工場等の新設、生産拡大を目的とする設備等に係る固定資産税(初年度分のみ)の範囲内の額 ※土地(3,000平方メートルまでの分)、建物、償却資産等設備 | 上限なし |
用地取得助成金 | 工場を新設・移設・増設するための用地(3,000㎡以上)の取得 新規雇用5人以上のこと | 取得費の10%から25%30,000平方メートルまで25% 50,000平方メートルまで15% 50,000平方メートル超 10% | 1億円 |
企業立地拡充 助成金 | 投下固定資本総額5億円以上 新規雇用5人以上(製造業以外3人以上) | 【製造業】 取得費の5% 【製造業以外】 取得費の2.5% | 【製造業】 1億円 【製造業以外】 5,000万円 |
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制度 | 要件 | 内容 | 補助金上限 |
---|---|---|---|
企業立地助成金 | 工場等の新設・移設・増設に要する経費 <適用基準> 投下固定資本総額が、中小企業者新・移設 2,500万円以上 増設 1,000万円以上 中小企業者 新・移設 2億円以上 以外の企業 増設 1億円以上 生産拡大を目的とする設備投資に要する経費 (製造業のみ。拡大する生産量又は額が10%以上増加のこと。) <適用基準> 投下固定資本総額が、 中小企業者 500万円以上 中小企業者以外の企業 5,000万円以上 | 工場等の新設、生産拡大を目的とする設備等に係る固定資産税(初年度分のみ)の範囲内の額 ※土地(3,000平方メートルまでの分)、建物、償却資産等設備 | 上限なし |
用地取得助成金 | 工場を新設・移設・増設するための用地(3,000㎡以上)の取得 新規雇用5人以上のこと | 取得費の10%から25%30,000平方メートルまで25% 50,000平方メートルまで15% 50,000平方メートル超 10% | 1億円 |
企業立地拡充助成金 | 投下固定資本総額5億円以上 新規雇用5人以上(製造業以外3人以上) | 【製造業】 取得費の5% 【製造業以外】 取得費の2.5% | 【製造業】 1億円 【製造業以外】 5,000万円 |
用地・建物・設備取得助成金 | 対象業種:製造業、ソフトウェア業、情報サービス関連産業 投資額5億円、新規雇用10人以上 (製造業以外は5,000万円、10人以上) ※製造業の場合、「サプライチェーン再構築・県内回帰奨励事業」の要件を満たせば、適用基準を通常時の投資額の2分の1に引き下げ | 【製造業】 取得費の10%(県5%、市5%) (投資額100億円超は2%) 【製造業以外】 取得費の5%(県2.5%、市2.5%) (投資額100億円超は1%) ※先端産業特別枠の10%上乗せ制度(限度額10億円) | 製造業】一般 2億円 大規模特認 5億円 スーパー特認 30億円 【製造業以外】一般 1億円 大規模特認 2.5億円 スーパー特認 15億円 |
対象業種:デザイン業 新規立地・増設:投資額5,000万円、新規雇用5人以上 | 取得費の5% | 1億円 | |
物流業務施設立地助成金 | 対象業種:製造業、道路貨物運送業、倉庫業、こん包業、卸売業、小売業 投資額5億円、新規雇用10人以上 | 物流業務施設の新設・移設・増設に係る用地・建物・設備の取得に要する経費の5% (県2.5%、市2.5%) | 1億円 |
環境関連新事業創出促進助成金 | 再生資源を原材料として製品を製造・販売する事業 中小企業者 200万円以上 中小企業者以外の企業2,000万円以上 | 設備投資費の20% (中小企業者以外の企業3%) | 100万円 |
雇用創出企業立地助成金 | 工場等又は本社機能等の新増設、又は生産拡大を目的とする設備投資に際した10人以上の新規雇用 (操業開始前後1年間に雇用される者が対象。5年間にわたり継続雇用の実績を確認)自然科学研究所の新増設の場合は、5人以上の研究者の新規雇用 | 新規雇用者数(富山市在住の者)1人当り 50万円 (但し、5年間の分割交付 1人当り 10万円/年) | 1億円 (1年間、2,000万円) |
工場等又は本社機能等の新増設、又は生産拡大を目的とする設備投資に際した10人以上の新規雇用 (操業開始前後1年間に雇用される者が対象。5年間にわたり継続雇用の実績を確認)自然科学研究所の新増設の場合は、5人以上の研究者の新規雇用 | 新規雇用者のうち、県外からの転勤等の場合、 1人当り 25万円を加算 (但し、5年間の分割交付 1人当り 5万円/年) | 5,000万円 (加算の対象者数分まで) | |
賃借地取得奨励助成金 | 市の企業団地において、事業用定期借地権方式により入居している企業 | 当該用地を購入する場合の入居期間中の賃借料相当額 ※入居期間により助成率は異なる | 上限なし |
用地取得助成金相当額 ※面積により助成率は異なる | 上限なし | ||
新分野進出設備取得助成金 | 投下固定資本総額1,000万円以上 | 市内の中小企業者が、製造業の新分野へ進出するための設備の取得に要する経費の30% | 3,000万円 |
民間研究所立地助成金 | 操業開始前後1年間に、新たに雇用される研究者が3人以上 | 取得費の15%から20% | 新規雇用 研究者数 【3人から9人】 1億円 【10人から29人】 1.5億円 【30人以上】 2億円 |
中小企業集中投資促進助成金 | 投下固定資本総額1億円以上 | 市内中小企業者の設備更新に要する経費の10% | 3,000万円 |
空き工場等大規模修繕助成金 | 修繕費の10% | 500万円 | |
本社機能等立地促進助成金 | 投資額5,000万円以上かつ操業開始後1年以内に新規雇用者が5人以上(中小企業1人以上)となること | 1.用地・建物・設備取得費の10% 2事業所移転費(書類、什器、備品等の運搬費)の50% 3.移転従業員及びその同居家族の転居費の50% 4.移転従業員が居住する社員寮の設置費の10% | 5億円 |
航空機産業支援助成金 | 航空機産業に参入する際の下記1.~3.の経費 1.航空機産業における人材育成に要する経費 2.航空機メーカー等が求める試作品の製造に要する経費 3.「JISQ9100」及び「Nadcap」の新規取得に要する経費 | 1.対象経費の2/3 2.対象経費の1/2 3.対象経費の1/3 | 1.500万円 2.500万円 3.150万円 |
情報通信関連企業立地助成金 | 情報サービス関連企業が市内に事業所を新設した場合のオフィス賃借料、通信回線費用(操業開始後1年以内に新規雇用者が10人以上(本社機能を県外から移転する場合は5人以上(中小企業者は1人以上)となること) ※県助成制度の適用を受けるもの | オフィス賃借料の10% 通信回線費の10% 助成期間3年間(新規雇用60人以上の場合は6年間) | 賃借料 240万円 回線費 400万円 |
黒部市|水資源豊富でリスク分散に最適な地域

- 北陸新幹線開通や自動車道など交通インフラ充実
- 災害が少なく豊かな自然環境
- 全国的にも安価な電力・水道料金
黒部市は、固定資産税の全額助成があり、企業誘致に力を入れている地域です。
近頃は北陸新幹線の開業や、北陸自動車道・国道8号の市内横断により交通インフラが充実しています。
また、自然環境が豊かで災害は少ない地域なので、持続可能なビジネス展開を目指す企業にピッタリです。
水道・電気料金が全国的にみて安価なので、固定費を抑えながら事業拡大を目指してみてはいかがでしょうか。
主な補助金制度について
制度 | 要件 | 内容 | 補助金上限 |
---|---|---|---|
企業立地助成金 | ・工場等の新規立地又は増設 ・投下固定資産額が5億円(増設の場合は15億円)以上 ・操業開始後1年以内に新規雇用者数が20人 (増設の場合30人)以上 ・緑地等の環境整備及び公害発生の防止 | 用地又は建物の取得に要する経費 20分の1(製造業以外) | 1億円 |
物流業務施設立地助成金 | ・物流業務施設の新規立地または増設 ・投下固定資産額が5億円(増設の場合は15億円)以上 ・操業開始後1年以内に新規雇用者数が10人 (増設の場合15人)以上 ・公害発生の防止 | 物流業務施設の設置に要する経費 20分の1 | 1億円 |
固定資産税相当額助成金 | ・操業開始後1年以内に、新規雇用者数が1人以上 (石田企業団地は除く) ・投下固定資産額が5,000万円以上 ・規定土地は、操業開始前3年以内に取得したもの | 操業開始後固定資産税が 最初に課せられる年度から 起算して3年以内 (石田企業団地は5年以内) | ー |
本社機能移転事業所設置助成金 | ・市内への本社機能移転 ・5年以上市内に事業所を設置 ・5人以上の従業員を雇用 | ①市内居住従業員数に 5万円を乗じて得た額 ②市外居住従業員数に 2万円を乗じて得た額 (5年間) | 500万円 |
高岡市|企業が挑戦できる街

高岡市は、企業誘致制度の中でも人材育成や先端産業の応援に力を入れている地域です。
新規雇用者ひとり当たり50万円を上限1億円の助成や、先端産業の立地助成として上限10億円まで助成しています。
企業が挑戦できる場所としてのポテンシャルをもった高岡市で、新たなビジネスチャンスを創出してみてはいかがでしょうか。
主な補助金制度について
制度 | 要件 | 内容 | 補助金上限 |
---|---|---|---|
立地助成金 | 工場等:投下固定資産額3億円以上かつ新規雇用者10名(中小企業は3名)以上 本社機能施設:投下固定資産額5千万円以上かつ新規雇用者5名以上(中小企業は1人以上 ) | 投下固定資産額の5% | 1億円 |
先端産業立地助成金 | 立地助成金の県要綱適用の助成要件に適合するものであり、 情報技術、生物工学等を活用した成長産業分野の事業であって、 産業構造の高度化に資すると認められる業種 | 投下固定資産額の10% | 10億円 |
雇用奨励助成金 | 新設または増設に係る新規雇用者が10名以上 | 市内在住新規雇用者 50万円/人 | 1億円 |
富山県の企業誘致に関するよくある質問

最後に富山県の企業誘致に関するよくある質問に答えます。
富山県の企業誘致のまとめ
ここまで、富山県の企業誘致について解説しました。
富山県は、県民の幸福度が高く、自然豊かでありながら災害リスクが少ない地域です。
ただし、地方特有の人材確保と交通インフラについては事前に対策を講じておきましょう。
企業のリスク分散と社員の幸福が叶う富山県へ、一歩ふみだしてみませんか?
- 災害リスク少・整った交通網・ニーズに合った助成制度が富山県の魅力!
- 進出前に、人材確保と交通インフラについて検討しましょう
- おすすめの自治体は「富山市・黒部市・高岡市」

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